名古屋市 インプラントの最新ニュース
純チタンは人間の体ともっともなじみやすく、アゴの骨や歯茎の粘膜との適合性が一番いいのです。
この純チタンは心臓のペースメーカーや関節の部品、骨伝導型補聴器に使われている、安全な素材なのです。金属アレルギーを起こす心配も、ほとんどといっていいくらいありません。
かつては日本でも、セラミックを使ったインプラントが注目されたことがありましたが、セラミックには固いのにもろい性質があるのに対し、純チタンは強度があるうえに加工がしやすく、しかも安全な素材であることから、いまではこの純チタン製ネジ式の人工歯根が最高のものとして使われるようになっています。この人工歯根をアゴの骨のどの部分に埋め込むかによって、その長さは違ってきます。
現在、主流となっている人工歯根は、直径が3ミリ〜5ミリ、長さは7ミリ〜18ミリまで各種段階があります。日本でのオセオインテグレーテッド・インプラント治療の歴史はすでに20年になろうとしています。
国内で初めて導入されたのは、1983年のこと。この技術のすばらしさが認識されてから、T歯科大学、次いでN歯科大学がこのオッセオインテグレーションの技術を導入し、現在ではほとんどの歯科大学の臨床科目に設けられているほど一般的な治療法になりつつあります。
世界的にみれば、治療を受けられた患者数は100万人以上にのぼります。成功率は実績のある施設で通常の症例であれば100%に近い成功率であると確認されている、優れた技術です。
私自身も1989年にアメリカへ留学してこの技術を学び、1991年にインプラント専門の診療機関として「Oインプラントセンター」を開設して以来、数多くの患者様に満足していただけるインプラント治療を行ってきました。センターでは現在、埋入したインプラント数が3000本以上になり、日本において有数の症例数と成功率を誇っています。
現在、私のところでは医療法人S会というグループを構成しています。6つの歯科医院を擁する、全国的な大規模な医療法人です。
このような組織づくりを始めたのも、インプラントの正しい普及のために、それをになうだけの手術設備と優秀なスタッフが必要だと考えているからです。さらに私は自分たちの得たアメリカやスウェーデンなど世界の技術や情報をできるだけ早く、多くの歯科医師や患者さんに提供し、世界と同じレベルまでインプラントを普及させたいと考えています。
センターでは、一般の方に向けての説明会も年数回、定期的に開催しています。日本の歯科医療法人としては最初にインターネットにホームページを開設したのも、常に新しい、正しい情報を患者様に提供しようと考えているからです。
さて、それでは、どのようなときインプラント治療をするか紹介しましょう。歯が一本もない人でも安心してインプラントにすることができます。
しかし、条件があります。それはアゴの骨がインプラントできる状態にあることです。
アゴの骨がしっかりしていれば、残っている歯があるかないかは問題ではありません。「オッセオインテグレーテッド・インプラント」は、もともと歯が一本もない総入れ歯の人を対象に開発された方法ですから、残っている歯の本数によって制約は受けません。
しかも、一度に治療を進めることができるというのが、インプラントの大きな特徴のひとつです。下アゴなら5〜7本、上アゴでは6〜10本くらいの人工歯根ですべての歯をカバーできます。
最低2本のインプラントで大丈夫だということになります。それは、歯と同じ本数のインプラントを植え込まなくても、要所要所を固定すれば、他の歯の部分はブリッジにして支えることができるからです。
「ボーンアンカードフルブリッジ」といいますが、必要な本数の人工歯根をアゴの骨に埋め込み、そこにアバットメント(土台)を取り付け、その後、人工歯をネジで完全に固定するのです。大切なのは、インプラント治療を行うためのアゴの骨があるかどうかです。
それが最も重要な第一条件です。場合によっては、歯を支えられる本数の人工歯根を埋めるには、上下ともにアゴの骨の量が少ないというケースもあります。
このような場合には、下アゴで2本、上アゴで4本、または6本を植え込む「オーバーデンチャー」というタイプにすることもあります。これは、グリップで固定する取り外し式のものなので、従来の総入れ歯に近いイメージがありますが、アゴの骨にしっかり固定されていますから、入れ歯とは比較にならないほど安定します。
また、最近では、骨のないケースでは事前に自分の他の部位の骨を移植したり、GBRという、膜を使用して骨を誘導する方法が行われるようになってきました。さらに将来は組織工学や再生医療が広く応用されるようになるでしょう。
歯周病の人でもインプラントできるインプラントは、残っている歯をそこなう心配がありません。歯周病(歯槽ノーロー)で歯を失いかけている方にも適応できる治療法です。
たとえば、部分入れ歯のバネを掛けている歯が次々と抜けてしまうといった例は多いものです。取り外し式の部分入れ歯は、残っている歯にバネを掛けて支える方法ですから、せっかく抜けずにすんでいる歯に対して、それまでになかった負担をかけることになります。
そのせいで、その歯が歯周病で弱くなっていると、部分入れ歯のせいで抜けてしまうことがよくあるのです。歯が抜けて新しくつくり直した部分入れ歯は、当然、前のものより大きくなっています。
歯がだんだんなくなっていく恐怖と、新しい入れ歯の違和感、使い心地の悪さでまいってしまったという人はかなり多いはずです。このようなケースのとき、インプラントはぴったりの方法です。
アゴの骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を取り付けるインプラントであれば、残っている歯に対して負担をかけることはありません。さらに人工歯根がかむ力を多く負担するので、現在残っている歯は以前よりもよい状態になります。
入れ歯のような違和感や使い心地の悪さもありません。このように、歯周病で歯を失い、部分入れ歯を使っている方の場合、アゴの骨が十分残っているうちにインプラントをすることをおすすめします。
インプラント治療は、アゴの骨がしっかりしていれば大丈夫といいましたが、アゴの骨がしっかりしていれば誰でも大丈夫というわけではありません。やはり、できない方もいます。
アゴの骨の状態を精密に検査して、この治療を行うかどうかを決めます。「オッセオインテグレーテッド・インプラント」の成功率がきわめて高いのは、この治療法には、どのような症例に対してどのような治療を行うかがしっかりと確立されている理論があり、標準化され厳しく管理されているからです。
ですから、この治療法に当てはまらない症例の場合は、この方法では治療しないほうがよいという判断を下します。なかでも重要なのは、アゴの骨の状態です。
人工歯根を植えるだけの十分な骨の量があるかどうかを正確に判断する必要があります。骨の厚さ、深さ、形なども含めて、精密検査の結果に基づき判断します。
アゴの骨の量など状態が十分ではないというケースとは、歯周病がかなり進行していて歯の周りの骨がなくなっている場合や、合わない入れ歯を長年にわたって使い続けていたためにアゴの骨がすり減ってしまっている場合や、上アゴの臼歯部で上顎洞が大きく、骨の厚みのない場合などです。
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